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タラバガニの美味しい食べ方は、代表的なもので3通りあります。
自宅でタラバガニを食べるときは、購入先がスーパー、通販で冷凍されたタラバガニを購入することが多いと思います。
もちろん、生きたタラバガニを通販で購入して調理する方もいるとは思いますが、
ここではまず冷凍のタラバガニの解凍から食べ方までを説明します。
生きた活タラバガニの調理の仕方も後半で説明します。
冷凍のタラバガニには、産地で茹でたあと急速冷凍されたボイル冷凍と、生きたカニをそのまま冷凍した生冷凍の2種類があります。
解凍はしっかりとした手順で行わないと、せっかくの美味しいタラバガニの味を損ねてしまうので正しい方法で解凍しましょう。
いくら冷凍されていると言っても、カニは鮮度が命ですので、注文する時には調理する前日ぐらいに届くように調整するといいです。
解凍は常温ではなく冷蔵庫で低温解凍します。
タラバガニをそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、乾燥を防ぐために新聞紙とキッチンペーパーで包み込み、
水切りパットに載せ、水切りパットごとビニール袋に入れてしまいます。
これはボイルされたカニのエキスが流れ出るのを防ぐのではなく、カニの表面についている氷(グレース)が溶け出してくるからです。
カニを保管する時には、甲羅を下にします。
これは解凍とともにカニ味噌が溶け出して、カニ身に混じってしまうからです。
しかし、大半のボイルガニはカニ味噌が入っていると鮮度が落ちやすいのと、タラバガニのカニ味噌は正直おいしくないので、ほとんどの会社がカニ味噌を抜いて出荷しています。
解凍時間は大きさによって異なりますが、タラバガニ一杯なら約24時間、カットされたタラバガニの脚なら約18時間を目安にして下さい。
食事の時間までに間に合わない時には、タラバガニをビニール袋にいれて流水解凍します。
このときの時間はカニ一杯なら約1時間、脚などの場合は約30分ぐらいが目安です。
室内での常温解凍も短時間で解凍できますが、身がパサパサになってしまうので注意してください。
生冷凍のタラバガニは食べる直前にビニール袋に入れて流水解凍します。
生冷凍は時間の経過とともに痛みやすいので短時間で解凍できる流水解凍がおすすめです。
カニ鍋にするのなら解凍時間は半分ぐらいで、半解凍ぐらいでOKです。
生、ボイルどちらにもいえることですが、いくら間に合わないからといって電子レンジで解凍するのは絶対にやめてくださいね。
ドリップが出てカニの旨みやエキスが表面から流れ出てしまうからです。
また、解凍したその日のうちに全部食べるのならいいのですが、残す場合には食べる分だけを解凍するようにしましょう。
一度解凍したカニを余ったからと再冷凍すると身がパサパサになってしまい味が落ちてしまいます。
また生のカニはボイルされていないので、そのまま保存することはできません。
保存する場合は解凍後、すぐに加熱調理します。
一度ボイルしてしまえば冷蔵庫で2日、冷凍庫で30日ぐらいは保存できます。
(冷蔵庫または冷凍庫にしまう場合は必ず冷ましてからにしてくださいね)
通販で購入した場合は説明書が添付されているので事前に読んでおきましょう。
ボイルされたタラバガニの一番のおすすめの食べ方は、そのまま剥いて食べることです。
もちろん、かにしゃぶ、焼きガニでもいいのですが、すでに一度ボイルされているので、
2度加熱することで身が固くなることと、1回目のボイルでエキスがある程度流れ落ちているので、カニ鍋などで生のカニを使用したときよりもカニの旨味が出にくいからです。
ボイルガニはカニを知り尽くしたプロフェッショナルが茹でているので、絶妙の塩加減でプリプリの歯ごたえが味わえます。
そんなせっかくの味が二度加熱することで身の締まりが損なわれてしまいます。
ボイルガニは解凍してそのまま食べるのが、一番美味しく食べる方法なんです。
脚先側の関節のすぐ近くを、色が濃い甲羅側を手前にして、腹側に向かって両手の親指で押すとパキッと割れるので、身をスルッと抜き取ることができます。
関節で折ってしまうと腱だけが抜けて身がついてきません。
関節近くで折ることで身がスムーズに抜けます。
タラバガニは突起があるので、親指で押すと痛いときがあります。
そんな時は、キッチンバサミで関節の内側の1cmぐらいのところを両方とも切り取り、筒のような状態にします。
そうしたら筒状のカニを手にもって勢いよく振り下ろします。
その時にもう片方の手で、振り下ろされた手を受け止めることで、カニ身が勢いよく飛び出してきます。
1回で出なくても何回かすることで出てきます。
出てきたカニ身には腱が残っているので、それを取り除くことで、簡単に食べることができます。
鍋に入れるまえに少し甲羅に切り目を入れておくと美味しい出汁が出やすくなります。
濃いめの昆布や醤油ベースの出汁を使い、基本的に豆腐や野菜と一緒にカニを鍋に入れそのまま食べます。
出汁は薄い味付けで、昆布で取ったり、ごく薄い味付けをしただし汁にカニを入れ、薬味と酢醤油(ポン酢)で食べます。
かにちりの「ちり」はお湯につけると「チリチリ」と縮む様子から名前がついたと言われています。
出汁と薬味、酢醤油(ポン酢)は「かにちり」と同じなのですが、使用するカニは生でも食べられるぐらいの鮮度が良いカニを使用します。
だし汁が煮えた鍋にカニを数回くぐらせて火を通しポン酢につけて食べます。
かにしゃぶは、姿ガニではなくかにしゃぶ用のポーションタイプを購入したほうが、手間もないし食べごたえも堪能できます。
産地では七輪や魚焼きグリル、焼き網などを使って焼くのが一般的ですが、一般家庭ではホットプレートがお勧めです。
ホットプレートにアルミホイルを敷いて、少し水を加えて蒸すように焼くとより美味しく食べられます。
強火で15分かかります。
焼きすぎると身が固くなってしまうので、様子を見ながら焼くようにして下さい。
生タラバガニは、自宅で蒸したり茹でたりする手間を考えたら冷凍のまま調理できる焼きガニが最も適しています。
生タラバガニを解凍したら、カニをキッチンバサミなどを使って半むきにします。
殻を全部剥いてしまうと、カニの殻を焼いた時の香ばしさを味わえないばかりか、せっかくのカニの旨味であるカニ汁が流れてしまいます。
カニの殻が器となることで情緒も味わえます。
茹で方は生タラバガニと同じですが、鍋に入れる前に足を輪ゴムやヒモでしっかりと束ねておきます。
束ねておかないと、沸騰した鍋にカニを入れるとカニがもがいて暴れたりします。
また、「自切」といって、カニが自分の足を自ら切り落としてしまうこともあります。
これはカニが敵に遭遇した時にハサミで足を自ら切り落として逃げる習性があるためです。
「自切」が起こると、その傷口からカニの旨味エキスが流れ出てしまいます。
また、それだけでなく塩分も体内の身に広がり風味を損ねてしまいます。
ですので、活タラバガニを茹でる前にはしっかりと輪ゴムやヒモで足を固定させてください。
せっかくの活タラバガニですから刺身も味わいたいですよね。
そんな場合は、茹でる前に足をキッチンバサミなどを利用して胴体から切り離しておきます。
この時に根元から切り離してしまうと、前述したように胴体を茹でるときに根元からカニの旨味エキスが流れ出たり、
塩水が広がりやすくなるので、胴体に穴を空けないように切り取ります。
切り離した足にキッチンバサミで殻に切れ目を入れ、切れ目から指を入れて殻をこじ開けます。
殻から身を取り出したら、しゃぶしゃぶの要領で、3〜5秒程度、熱湯にくぐらせた後、カニ酢につけて召し上がってください。
カニ酢でなくてもわさび醤油でもいいですね。
そのへんはお好みです。
カニ酢は酢2・しょうゆ1・ダシ1で混ぜ、塩や砂糖で味を整えます。
タラバガニは足だけでなく胴体にも身が詰まっているので、お好みで胴体から取り出して生で食べてもいいです。
食べきれない場合は必ず加熱してから保存するようにしてください。
北海道旭川市に会社がある最北の海鮮市場さんが丁寧な解説をしています。
写真つきで、とても分かりやすいので、タラバガニの剥き方、さばき方はそちらを参考にするとよいでしょう。
一部写真を載せておきます。(こんな感じです)
YouTubeの動画解説も載せておきます。
参考にしてみてください。
Yahoo!ショッピングで蟹専門店を開設している「かに仁」さんのYouTube動画を元に文字起こししました。
動画を見ながら、見たあとに読み返して見てください。
とっても簡単なボイルタラバガニの殻むき
まず始めに、脚をばらします。
肩肉の部分を切り落とします。
逆にして南蛮の部分も切り落とします。
関節の部分から約1〜2cmのところにハサミで切れ目を入れます。
反対側にも切れ目を入れます。
切込を入れたところを持ってパキッ!と
パキッと折れないときは、ハサミで殻をチョキン!
するするする〜!!
先ほど切り落とした南蛮部分も同じようにハサミで切れ目を入れます。
反対側もチョキン!
パキッ!!
今度はうまくいきました。
肩肉は両サイドにハサミを入れて
プリッと剥きます。
完成!
小型のカニでも簡単です。
ぜひ一度お試し下さい。
ハサミや殻で手を切らないように気をつけて下さい。
凍った状態の生タラバガニ。
水を浸して半解凍にします。
スチロールから水が漏れる場合がありますので、漏れても大丈夫な場所で解凍してください。
流水で2回程、水を入れ替える。
お急ぎの場合は、ぬるま湯で。
表面の氷がとれて半解凍になりました。
一本ずつ、すでにカットしてあります。
半解凍の目安はカニの関節を曲げてみて曲がるくらいです。
では、さっそく殻をむいていきましょう!
両サイドに切込を入れます。
切れ目がうまく入っていない場合は、軽くハサミを入れてください。
殻の色が濃い方を上にして、南蛮(脚の先の方)を切り落とします。
反対側の肩肉(ダキ)も切り落とします。
殻と殻の間になハサミを入れて、筋を切ります。
チョキン!チョキン!チョキン!
パカッ!
ペリペリペリ!
きれいに剥けました♪
次は先ほど切り落とした南蛮(脚の先の方)部分
両サイドに切れ目が入っていますので、色が濃い方の殻を剥きます。
ハサミでチョキン!
完成!
最後は肩肉
あれ!?
まだ、少し凍っているみたいです。
そんな時は水に浸けて、(流水でも良いです)
もう少し解凍しましょう!
肩肉も両サイドに切れ目を入れてあります。
肩肉は焼くと、殻から身が取れにくくなるので、さらに切れ目を入れておいた方が良いです。
2本の切れ目の中間にも、さらに切れ目を入れておきます。
4本の切れ目になりました。
完成!
とっても香ばしい匂いがしてきました♪
大きさによりますが、食べごろは約10〜15分程が目安
半透明のカニ身が白く変わった頃が食べごろです。
(撮影時は、【中火180℃でフタをして、約10分】)
焼きすぎると旨みエキスが流れ出して、身がかたくギュッとなってしまいます。
冷めてもギュッと身が縮んでしまいます。
アツアツのカニ身をハフハフしながらでお召し上がりください。
ボイルタラバガニとは、また違ったフワフワホクホクの生タラバ蟹身をたっぷりとご堪能ください!
タラバガニは殻がかたく、トゲも痛いので、調理の際はハサミや殻で手を切らないようにお気をつけてください。
タラバガニを食べる時にこのカニグッズがあると便利です。
カニの硬い殻を簡単に割ることができます。
カニの脚を挟んでバキッと割るのですが、脚の太さに合わせて三か所を使い分けることができます。
ギザギザがついているので、割るというよりは切れるという感覚です。
握りつぶさないように力加減を調整することで、中身をキレイに取り出すことができます。
カニの殻割りだけでなく、銀杏の殻割りにも使うことができます。
コンパクトなので、タラバガニだけでなく脚が細いズワイガニにも使いやすいです。
刃先がカーブしているので、カニの脚にスルスルと入っていき、刃が小さいのでカニ身が傷つきにくいです。
画用紙を切る感覚で楽に切ることができます。
キッチンバサミの代用でもいいですが、細かい部分が切りにくく、臭いが移ったり、硬い殻で切れ味が落ちてしまう事があります。
*ここで紹介している商品はダイソーで110円(税込)で購入できます。