クリガニと毛ガニは「甲羅の形」で見分けられます。
毛ガニは縦長の四角形、クリガニは横長の五角形です。
「毛ガニを買ったつもりが実はクリガニだった…」そんな経験はありませんか?
外見がそっくりなため、かつては毛ガニとして販売されていた時期もあったクリガニとトゲクリガニ。
タラバガニとアブラガニの関係と同様、実は毛ガニにも「似て非なるカニ」が存在します。
この記事では、以下の内容を詳しく解説します:
- クリガニと毛ガニの明確な見分け方
- 味・品質・値段の違い
- 旬の時期と産地の比較
- 購入時の注意点と信頼できる購入先
実際に両方を食べ比べた経験をもとに、それぞれの特徴と魅力をお伝えします。
クリガニと毛ガニの違い【基本情報を比較表で確認】
クリガニと毛ガニは同じ「クリガニ科」に属する近縁種ですが、明確な違いがあります。
3種類の基本情報比較表
項目
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毛ガニ
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クリガニ
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トゲクリガトゲ
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正式名称
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オオクリガニ
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クリガニ
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トゲクリガニ
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甲羅の形
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縦長の四角形
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横長の五角形
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横長の五角形
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色
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やや淡い茶褐色
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濃い茶褐色
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濃い茶褐色
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旬の時期
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通年(産地による)
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4月〜6月
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下旬〜5月下旬
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主な産地
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北海道全域
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北海道北部・サハリン
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北海道西岸〜三陸沿岸
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値段
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高価
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毛ガニの6〜7割程度
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毛ガニの6〜7割程度
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漁獲規制
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厳しい(メス禁漁)
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緩い(オス・メス可)
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緩い(オス・メス可)
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クリガニと毛ガニの違いを見分ける3つのポイント
外見が非常に似ている3種類ですが、以下のポイントで確実に見分けることができます。
@ 甲羅の形で見分ける【最も確実な方法】
毛ガニ:縦長の四角形
- 甲羅を正面から見ると、縦横比がほぼ1:1に近い
- 全体的にどっしりとした印象
クリガニ・トゲクリガニ:横長の五角形
- 横幅が広く、五角形に近い形状
- 毛ガニと比べて横に広がった印象
A 甲羅の色合いで判断する
- 毛ガニ:やや淡い茶褐色
- クリガニ・トゲクリガニ:濃い目の茶褐色
ただし、茹でた後はほとんど区別がつかなくなります。
購入時は必ず活きた状態か、ボイル前の写真で確認しましょう。
B トゲの配置で区別する【上級者向け】
![クリガニ 毛ガニ 違い]()
クリガニとトゲクリガニを区別するには、甲羅前方のトゲの揃い方を確認します:
- クリガニ:トゲが不規則に配置
- トゲクリガニ:トゲがやや整然と並ぶ
この違いは微細なため、一般の方には判別が難しいかもしれません。
【実体験】私の見分け方のコツ
漁業関係者だった父から教わった見分け方は「甲羅を真上から見て、五角形なら迷わずクリガニ系」というシンプルなもの。
市場でも、この方法が最も確実でした。
クリガニと毛ガニの違い【味・品質を徹底比較】
「見た目が似ているなら、味も同じでは?」という疑問にお答えします。
味の違いと選び方【カニ身 vs カニ味噌】
「見た目が似ているなら、味も同じでは?」と思うかもしれませんが、実は違いがあります。
◆カニ身の味わい:3種とも甘みがあり、プリプリとした食感。
毛ガニとトゲクリガニは繊細、クリガニはやや粗めですが、満足度は高いです。
◆カニ味噌の濃厚さ:毛ガニが圧倒的。
クリーミーでコクがあり、カニ味噌を楽しみたい方には毛ガニがおすすめ。
クリガニ・トゲクリガニはあっさり系ですが、青森産トゲクリガニは例外的に濃厚です。
◆どちらを選ぶべき?
・カニ味噌重視 → 毛ガニ
・コスパ重視でカニ身を楽しみたい → クリガニ・トゲクリガニ
カニ身の味わい比較
結論:カニ身の美味しさはほぼ同等
評価項目
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毛ガニ
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クリガニ
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トゲクリガニ
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身の甘み
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★★★★★
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★★★★☆
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★★★★★
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身の繊維
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繊細
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やや粗い
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繊細
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身の詰ま
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良好
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良好
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良好
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総合評価
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最高級
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優良
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最高級
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クリガニ科に属する3種は、いずれも身の甘みが強く、プリプリとした食感が特徴です。
【FAQ】どちらを選ぶべき?
カニ味噌を楽しみたい場合は?
毛ガニを選びましょう。カニ味噌の濃厚さは毛ガニが圧倒的です。
カニ身をたっぷり食べたい場合は?
クリガニでも十分満足できます。コスパを考えるとクリガニがおすすめです。
初めてカニを食べる人には?
毛ガニの方が「カニらしい贅沢な味」を堪能できます。
クリガニと毛ガニの違い【旬の時期と産地】
購入時期を間違えると、身入りが悪く満足度が下がります。
それぞれの旬を把握しましょう。
旬の時期比較
【毛ガニ:通年(産地により異なる)】
- 1〜2月:十勝・釧路沖
- 3〜5月:オホーツク海(流氷明け)
- 6〜8月:噴火湾
- 9〜12月:根室・釧路沖
- 岩手県(宮古市):12月〜4月
北海道では漁場が季節ごとに移動するため、1年中美味しい毛ガニが手に入ります。
【クリガニ:4月〜6月(春〜初夏)】
- 特に5月が最盛期
- この時期以外は身入りが悪い可能性大
【トゲクリガニ:4月下旬〜5月下旬】
- 青森県陸奥では「花見蟹」「桜ガニ」と呼ばれる
- 桜の季節の風物詩として親しまれる
【重要】クリガニを買うなら春限定!
クリガニとトゲクリガニは旬を外すと品質が著しく低下します。
通年販売している毛ガニと異なり、クリガニは4月〜6月の旬の時期のみ購入することを強くおすすめします。
産地による違い
【毛ガニの主な産地】
- 北海道全域(オホーツク、根室、釧路、日高など)
- 岩手県沖
- 能登半島周辺
【クリガニの主な産地】
- 北海道北部(室蘭、根室、釧路、網走)
- サハリン沿岸
- ベーリング海〜カリフォルニア北部
【トゲクリガニの主な産地】
- 北海道西岸〜津軽海峡
- 三陸沿岸以南
産地が重なる部分も多く、同じ海域で混獲されることもあります。
クリガニと毛ガニの違い【値段・販売規制】
同じような味なら、安い方を選びたい…そう考える方も多いでしょう。
価格帯の比較
【毛ガニ:1kgあたり8,000円〜15,000円】
- 高級カニの位置づけ
- ブランド産地(雄武、長万部など)はさらに高価
【クリガニ・トゲクリガニ:1kgあたり5,000円〜9,000円】
- 毛ガニの約6〜7割の価格
- コストパフォーマンスが高い
なぜ値段が違うのか?
理由@:漁獲規制の違い
- 毛ガニ:資源保護のため厳しい規制(メス禁漁、サイズ制限)
- クリガニ系:規制が緩い
理由A:ブランド価値
- 毛ガニ:高級カニとしての確立したブランド
- クリガニ系:知名度が低く「毛ガニの代用品」扱い
理由B:流通量
- 毛ガニ:全国流通
- クリガニ系:地元消費が中心で流通量が少ない
オスとメスで値段が違う?
クリガニ・トゲクリガニには、オス・メス両方が販売されています。
【メス(内子あり):やや高価】
- 濃いオレンジ色の内子(卵)が詰まっている
- 内子の濃厚な味わいを好む人が多い
【オス(身が多い):標準価格】
- カニ身がたっぷり詰まっている
- 「カニは身を食べるもの」という通好みの人はオスを選ぶ
クリガニと毛ガニの違い【美味しい食べ方】
それぞれの特徴を活かした食べ方をご紹介します。
基本の茹で方
【3種類共通の茹で方】
- たっぷりの塩水(海水程度:3〜4%)を沸騰させる
- カニを甲羅を下にして入れる
- 再沸騰後、中サイズで15〜20分茹でる
- 茹で上がったら冷水で冷やす
毛ガニのおすすめの食べ方
- カニ味噌と身を混ぜて:濃厚なカニ味噌と甘い身の最高の組み合わせ
- 甲羅酒:カニ味噌を残した甲羅に日本酒を注ぐ贅沢な飲み方
クリガニ・トゲクリガニのおすすめの食べ方
- 茹でたてをシンプルに:あっさりとした身の甘みを堪能
- メスの内子:濃厚な内子は酒の肴に最適
- カニ汁:殻から出る出汁が絶品
【実体験】私のおすすめの食べ方
トゲクリガニのメスを手に入れた時は、まず内子をそのまま味わい、次に身を丁寧に取り出して食べ、最後に残った殻で濃厚なカニ汁を作ります。
小さな体に詰まった旨味を余すことなく楽しめます。
クリガニと毛ガニの違いを知って賢く購入する方法
偽装表示や品質の悪い商品を避け、信頼できる購入先を選びましょう。
購入時の注意点と偽装対策【信頼できるカニを選ぶコツ】
カニは高価な買い物。失敗しないために、以下のポイントをチェックしましょう。
@産地を確認
- 国内産(北海道・三陸産)を選ぶと安心
- 外国産は鮮度や品質にバラつきがある場合も
A 旬の時期に購入
- 毛ガニ:通年OK(産地による)
- クリガニ・トゲクリガニ:4月〜6月がベスト
B信頼できる販売元を選ぶ
- 実績のある通販サイトや産地直送の専門店を利用
- デパートの催事もおすすめ
C表示内容をチェック
- 商品名と価格に違和感がないか確認
- 「毛ガニ」と書かれていて極端に安い場合は要注意
- 甲羅の形(写真)や産地表示も確認しましょう
おすすめの購入先
【毛ガニを購入するなら】
信頼できるカニ通販専門店がおすすめです。
北海道直送で鮮度が高く、ブランド毛ガニ(雄武産、長万部産、流氷明けなど)も豊富に揃っています。
北海道ぎょれんの毛ガニと通販5社を徹底比較!価格・品質・特徴を解説
活ガニからボイル、チルドまで、用途に応じて選べます。
カニ味噌の濃厚さを楽しむなら、毛ガニ専門店での購入が確実です。
【クリガニ・トゲクリガニを購入するなら】
大手カニ通販ではほとんど取り扱いがありません。
楽天市場が最も品揃えが豊富です。
くりがに、トゲクリガニをチェック【楽天市場】
複数のショップが競合しているため、価格比較がしやすく、お値打ちな商品が見つかります。
【デパートの期間限定販売】
春の時期に、デパートが「三陸産ボイル毛ガニ・ボイルクリガニ食べ比べセット」を販売することがあります。
- 4月限定漁獲の高品質なカニ
- 毛ガニとクリガニの違いを実際に体験できる
- 数量限定で早期完売の可能性大
デパートの催事情報をチェックして、見つけたら即購入をおすすめします。
【FAQ】クリガニと毛ガニの違いに関するよくある質問
クリガニは毛ガニの偽物ですか?
いいえ、クリガニは独立した種です。かつて毛ガニとして販売されていた歴史があるため「偽物」と呼ばれることがありますが、正式には別種です。毛ガニの正式名称は「オオクリガニ」で、クリガニと近縁種の関係にあります。
クリガニを通年購入できますか?
おすすめできません。クリガニの旬は4月〜6月の春〜初夏のみです。
この時期以外は成長前の個体が多く、身入り・味・品質が落ちます。必ず旬の時期に購入しましょう。
冷凍のクリガニは美味しいですか?
冷凍技術が向上しているため、適切に処理された冷凍クリガニは美味しく食べられます。
ただし、旬の時期に漁獲されたものを冷凍しているか確認しましょう。回答を入力
クリガニとトゲクリガニの違いは?
外見がほぼ同じで、一般の方が見分けるのは困難です。
甲羅前方のトゲの配置に微細な違いがありますが、味や品質に大きな差はありません。
産地で区別する方が実用的です(クリガニは北部、トゲクリガニは南部に多い)。
メスとオス、どちらを買うべきですか?
内子(卵)を楽しみたいならメス、カニ身をたっぷり食べたいならオスを選びましょう。
メスは内子の濃厚な味わいが魅力で、やや高価です。
オスは身がぎっしり詰まっており、通好みの選択です。
毛ガニとクリガニを見分ける最も簡単な方法は?
甲羅の形を真上から見ることです。
毛ガニは縦長の四角形、クリガニは横長の五角形です。
この方法が最も確実で簡単です。
クリガニは毛ガニより栄養価が低いですか?
いいえ、栄養価はほぼ同等です。
どちらも高タンパク・低脂肪で、タウリン、ビタミンB12、亜鉛などが豊富に含まれています。
まとめ:クリガニと毛ガニの違いを理解して最適な選択を
クリガニと毛ガニの違いをまとめます。
【決定的な違い3つ】
- 甲羅の形:毛ガニは四角形、クリガニは五角形
- カニ味噌:毛ガニが濃厚、クリガニはあっさり
- 値段:クリガニは毛ガニの6〜7割程度
【どちらを選ぶべきか】
◇毛ガニを選ぶべき人
- カニ味噌を重視する
- 贅沢な気分を味わいたい
- 通年美味しいカニが欲しい
◇クリガニを選ぶべき人
- コスパ重視
- カニ身をたっぷり食べたい
- 内子(メスのみ)を楽しみたい
- 春の旬のカニを味わいたい
【購入時の最終チェックリスト】
- 甲羅の形で種類を確認
- 旬の時期に購入(クリガニは4〜6月限定)
- 産地表示を確認(国内産推奨)
- 信頼できる業者から購入
毛ガニを確実に購入したい方はこちらをチェック:
北海道ぎょれんの毛ガニと通販5社を徹底比較!価格・品質・特徴を解説
北海道産の新鮮な毛ガニを、活ガニ・ボイル・チルドから選べます。ブランド毛ガニ(雄武産・長万部産・流氷明けなど)も豊富に揃っています。
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