本ページはプロモーションが含まれています。
◆タラバガニ旨味一番部位
・親爪
旨味は一番。右側の爪は左側の爪よりも大きく親爪といいます。
(北の海に棲息するタラバガニは右のハサミが大きいですが、相模湾を境として、それより南は左のハサミが大きいです。
この減少はタラバだけでなくヤドカリ科全般に現れています)
◆タラバガニ一番人気部位
・棒
タラバの一番人気部位
ハサミ以外の甲羅につながる最も太い脚部
・ぼんぼり
親爪先と爪下の間を”ぼんぼり”と言います。コロンとして弾力があります。
・ラッキョ
棒とナンバンの間の関節部分
・肩肉
旨味ダシに最適。腹部と繋がっています。
・爪下
味は淡白です
・ナンバン
カニ身は少ないですが、甘味が強いです。
・爪先
・甲羅
腹にカニ味噌はほとんどありません。あってもズワイガニや毛ガニのように美味しくはありません。
タラバガニの名前の由来は、生息域がタラの漁場と重なることから来ています。
タラの漁場は(鱈場「たらば」)と呼ばれ、
タラバガニは古くは「鱈場蟹」と呼ばれていました。
産地は、根室などの北海道以北、ロシア、ノルウエーで漁獲されます。
日本における主な漁場はオホーツク海で、沖合底引き網や刺し網が主な漁獲手法です。
タラバガニは英語で「キングクラブ」と呼ばれ、戦前は日本の有力な輸出品で、昔は、漁獲したものを船上で缶詰までに加工。
小林多喜二の名作小説でもタラバガニ工場が舞台になっています。
過酷な労働条件で話題になった蟹工船ですね。
もちろん、現在はそんな労働環境ではありません。
しかし、近年、乱獲により生息数が減少し価格も上昇傾向にあります。
大きいタラバ蟹も取れなくなってきています。
さらに追い打ちをかけるのが中国でのカニ需要です。
多くの中国人が裕福になるにつれ、高級食材のカニを好んで食べるようになってきました。
大量のカニが中国に高値で買い取られています。
生物学的分類ではヤドカリ科に属し、カニ科に属するズワイガニや毛ガニはハサミのついた爪が1対と脚が4対あるのですが、
タラバガニは、脚が3対しかありません。
(実際は甲羅の中に小さな脚が1対あります)
甲羅の幅は25センチもあり、脚を広げると1メートルを超える大型甲殻類です。
甲羅は丸みがあり前方にとがった五角形をしていて中央にH型の溝ができていて、
H型の中央の区画に6つの突起物があります。
タラバガニと間違えられたり、タラバガニの偽物と言われる
タラバガニにそっくりなアブラガニは、
ここの突起物が4つだから、知っている人ならば、
すぐ区別が出来るので覚えておくといいです。
もちろん、アブラガニをタラバガニと偽って販売する事は、日本では禁止されています。
【関連記事】
・アブラガニとタラバガニの見分け方
誰でも美味しいと思うのがタラバガニです。
くせがなくて、そのまま食べてよし料理の材料としてもよしがタラバの特徴です。
塩茹でや蒸しガニとして流通することが多く、日本では半透明の生身を刺身で
食べることもありますが、加熱したものよりは旨みは薄いです。
タラバガニはズワイガニと比べると体全体が大きく足がとても太く大振りな身が魅力的で
食べごたえもありますが、味は淡泊で大味です。
そのため、カニを食べたという満足感は得られますが、
カニ本来の旨みはズワイガニの方が味わえます。
その為、タラバガニはカニ鍋にして食べると良いとされています。
カニで美味しい所はカニ味噌ですが、残念ながら
タラバガニはカニ味噌は、ほとんどないので食べることはありません。
↓詳細は画像をクリック↓