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美味しいカニ料理を安全に楽しむために、絶対に避けるべき部位があることをご存知ですか?
特にエラ(通称:ガニ)は食べると体調不良の原因となる可能性があります。
この記事では、カニで食べてはいけない部分とその理由、正しい処理方法について詳しく解説します。
カニの甲羅を開くと現れるエラ(通称ガニ)は、絶対に食べてはいけない部分です。
エラを食べてはいけない理由は以下の通りです:
カニはエラを通じて水中の酸素を取り込んでいるため、常に外水と接触し、雑菌が多い状態にあります。
魚でも同様ですが、一番最初に腐敗するのがエラの部分です。
昔から言われる格言があります:
「カニは食ってもガニ喰うな。鳥は食ってもドリ(鳥の肺)喰うな」
腐敗や寄生虫が心配されるからです。
食べても美味しくありません。
むしろ不味いです。
昔はガニを食べて食あたりになる人が多くいました。
冷凍冷蔵流通が無かった時代、港から遠方の人がカニを食べようとすると、エラが黒くなっていることが多く、これを無理して食べた人が食あたりを起こしていました。
カニをボイルすれば雑菌は死にますが、漁獲されてからボイルするまでの期間が長いと、雑菌が繁殖しエラは真っ黒になったり匂ったりします。
現在では、活蟹以外は水揚げされたらすぐにボイルされているので、エラが腐ることはありません。
しかし、食べても美味しくないため、取り除くことをおすすめします。
もし誤って食べてしまってお腹の調子がおかしくなっても、死ぬようなことはありませんが、痛みと下痢は覚悟してください。
カニ通販最大手「かに本舗」のズワイガニさばき方動画で、正しいエラの取り除き方を確認できます。
全部で4分44秒の動画ですが、1分13秒から確認ができます。
鮭や鯛など尾頭付きで1匹丸ごと販売されている魚も、きちんと内臓とエラは取り除いてあります。
水揚げされると、職人さんが腐敗を防ぐために1匹1匹エラにナイフを入れて取り除いています。
カニの場合は甲羅を取らないとエラは取れないため、1匹丸ごとの購入だとエラは付いてきます。
余談ですが、海で獲れたカニのガニ(エラ)は食べられませんが、川で獲れるカニはガニ(エラ)を美味しく食べることができます。
試してみる価値がある美味しさですよ♪
カニで食べてはいけない部分として最も重要なのがエラ(ガニ)です。
雑菌の繁殖や腐敗のリスクがあり、味も良くないため必ず取り除きましょう。
現在は流通技術の向上により食あたりのリスクは減っていますが、安全で美味しくカニを楽しむために、正しい知識を持って処理することが大切です。
ガニ(エラ)と間違えられやすい「カニのふんどし」については⇒こちらで詳しく説明しています。