カニで食べてはいけない部分とは?
カニを食べる時に避けるべき危険な部分を詳しく解説。エラ(ガニ)をはじめとした食べてはいけない部位と、その理由、正しい処理方法をわかりやすく紹介します。

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カニで食べてはいけない部分とは?エラ(ガニ)の危険性と正しい処理方法

美味しいカニ料理を安全に楽しむために、絶対に避けるべき部位があることをご存知ですか?


特にエラ(通称:ガニ)は食べると体調不良の原因となる可能性があります。


この記事では、カニで食べてはいけない部分とその理由、正しい処理方法について詳しく解説します。

カニで絶対に食べてはいけない部分

カニの甲羅を開くと現れるエラ(通称ガニ)は、絶対に食べてはいけない部分です。


カニで食べてはいけない部分・エラ(ガニ)

なぜエラ(ガニ)を食べてはいけないのか

エラを食べてはいけない理由は以下の通りです:

1.雑菌の繁殖リスク

カニはエラを通じて水中の酸素を取り込んでいるため、常に外水と接触し、雑菌が多い状態にあります。


魚でも同様ですが、一番最初に腐敗するのがエラの部分です。

2.腐敗と寄生虫の危険性

昔から言われる格言があります:
「カニは食ってもガニ喰うな。鳥は食ってもドリ(鳥の肺)喰うな」


腐敗や寄生虫が心配されるからです。

3.味の問題

食べても美味しくありません。


むしろ不味いです。

昔と今の違い

昔はガニを食べて食あたりになる人が多くいました。


冷凍冷蔵流通が無かった時代、港から遠方の人がカニを食べようとすると、エラが黒くなっていることが多く、これを無理して食べた人が食あたりを起こしていました。


カニをボイルすれば雑菌は死にますが、漁獲されてからボイルするまでの期間が長いと、雑菌が繁殖しエラは真っ黒になったり匂ったりします。


現在では、活蟹以外は水揚げされたらすぐにボイルされているので、エラが腐ることはありません。


しかし、食べても美味しくないため、取り除くことをおすすめします。

もし食べてしまった場合

もし誤って食べてしまってお腹の調子がおかしくなっても、死ぬようなことはありませんが、痛みと下痢は覚悟してください。

エラ(ガニ)の正しい取り除き方:ズワイガニ


カニ通販最大手「かに本舗」のズワイガニさばき方動画で、正しいエラの取り除き方を確認できます。


全部で4分44秒の動画ですが、1分13秒から確認ができます。


魚の場合の処理方法

鮭や鯛など尾頭付きで1匹丸ごと販売されている魚も、きちんと内臓とエラは取り除いてあります。


水揚げされると、職人さんが腐敗を防ぐために1匹1匹エラにナイフを入れて取り除いています。


カニの場合は甲羅を取らないとエラは取れないため、1匹丸ごとの購入だとエラは付いてきます。


余談ですが、海で獲れたカニのガニ(エラ)は食べられませんが、川で獲れるカニはガニ(エラ)を美味しく食べることができます。


試してみる価値がある美味しさですよ♪

まとめ

カニで食べてはいけない部分として最も重要なのがエラ(ガニ)です。


雑菌の繁殖や腐敗のリスクがあり、味も良くないため必ず取り除きましょう。


現在は流通技術の向上により食あたりのリスクは減っていますが、安全で美味しくカニを楽しむために、正しい知識を持って処理することが大切です。


ガニ(エラ)と間違えられやすい「カニのふんどし」については⇒こちらで詳しく説明しています。