「ほかの産地のカニと味の違いなんて分かるわけない」とうそぶいています。
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幻のカニ「間人ガニ」が10年間も偽装販売されていました。
偽装販売したのは地元の水産業者。
不正競争防止法違反と商標法違反の疑いで逮捕されたものの、本人は
「ほかの産地のカニと味の違いなんて分かるわけない」とうそぶいています。
報道記事を掲載していますが、味の違いは本当に分からないのか?についても考えてみました。
京都府京丹後市の「間人漁港」で水揚げされる高級ブランドガニ「間人ガニ」。
その名声に便乗し、別の港で水揚げされたカニを偽装販売していたとして、水産会社代表ら2人が逮捕されました。
逮捕されたのは、「まるなか水産」代表の中井満容疑者(42歳)と自営業の山崎一成容疑者(52歳)。
2人は去年2月、兵庫県産のズワイガニに「間人ガニ」のタグを付け替えて販売した疑いなどが持たれています。
中井容疑者は逮捕前、読売テレビの取材に「10年くらい前から利益を上げるためにやった」と供述。
偽装を認め、「証拠を押収されて、容疑を認めざるを得なかった。反省はしている」と語っています。
「間人ガニ」は、日帰り漁で獲れた新鮮なカニのみを厳選。
約50もの厳しい基準をクリアした「幻のカニ」と呼ばれ、市場価格も他のズワイガニの3〜5倍と高値で取引されています。
中井容疑者は、「ほかの産地のカニとの味の違いなんて分かるわけない」と供述。
ブランドイメージと高値につけ込み、消費者を欺く悪質な行為と断罪できます。
警察は、偽装に使われた「間人ガニ」のタグをどのように入手していたのか、詳細な経緯を調べています。
関係者の取材によると、間人ガニを証明するタグを管理する5隻の漁船のうちの1隻が、カニを通常より高値で買い取ってもらう見返りに、タグを横流ししていたようです。
船主の奥さんがカニの単価を上げるためにタグを渡していたと見られています。
今回の事件は、ブランドカニの信頼性を損なうだけでなく、地域経済にも大きな打撃を与えます。
今後は、偽装防止対策の強化など、信頼回復に向けた取り組みが求められます。
カニの産地偽装:消費者は無力なのか?
近年、高級食材の産地偽装が問題視されています。
カニも例外ではありませんでした。
カニの産地偽装について、「カニは産地の人間でも味わからん位」という意見があります。
しかし、実際には経験豊富な漁師や料理人は、味や食感、見た目などで産地を判断できる場合も多いと言われています。
では、消費者は偽装を防ぐために何もできないのでしょうか?
確かに、個々の消費者が全ての食材の真偽を判断するのは困難です。
しかし、以下の点に注意することで、偽装のリスクを減らすことができます。
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行政機関や業界団体は、偽装防止対策を強化しています。
DNA鑑定や産地証明制度の導入などが進められていますが、偽装の手口は巧妙化しており、いたちごっこになっている面も否めません。
偽装問題を解決するためには、行政機関や業界団体の取り組みだけでなく、消費者の意識も重要です。
産地偽装は許されない犯罪行為であることを認識し、上記の対策を実践することで、偽装業者を淘汰していく必要があります。