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アブラガニはタラバガニにそっくりです。
2003年以前は、アブラガニもタラバガニとして売っていました。
しかし、アブラガニはタラバガニと比べると仕入れ価格が3分の2も違うのです。
その為、悪徳業者が利益優先でタラバガニとして売っていた時代があったのです。
今は、もうそんな売り方は無くなったとは思いますが、活ガニなら、
ともかくボイルされたり冷凍パックされたりするとアブラガニは
タラバガニと区別がつきにくくなります。
特に、脚だけのセットものは見分けるのが難しいです。
アブラガニは英語でブルーキングクラブといいます。
日本語名でも青ガニという別名もあります。
タラバガニはキングクラブです。
日本語では、そのまま蟹の王様です。
名前の通り、アブラガニは脚が綺麗な青色をしています。
タラバガニは活蟹の状態では、脚などにかすかに赤色が確認できます。
アブラガニはタラバガニより、小ぶりで爪が少し長いです。
甲羅の中央の突起がアブラガニは4つで、タラバガニは6あります。
この違いは一目瞭然で違いを簡単に区別することができます。
この場合はビニールやラップに包まれているので見分けが付きづらいですが、
よく見る事で違いがわかります。
アブラガニの脚の裏側は綺麗な白色をしています。
タラバガニの脚は第2関節まで色がついています。
半身冷凍の場合と同じで、
アブラガニの脚の裏側はボイルしてもキレイな白色をしています。
タラバガニは第2関節まで赤色です。
アブラガニの漁獲期は1月〜6月、タラバガニの漁獲期は7月〜12月です。
味は、アブラガニは活ガニの場合は、プリプリした感じはタラバガニと同じですが、
食味はカニ本来の味がしなく薄くしょっぱいです。
タラバガニはプリプリした食感と濃厚な味わい甘みがあります。
ボイルした場合は、アブラガニは身の繊維が硬くなり少し筋っぽくなります。
タラバと比べると甘みも落ちます。
タラバガニは、プリプリした食感は活ガニの時と変わりなく、甘みがアップします。
アブラガニは鮮度低下が非常に速いので、ボイル後は時間との勝負です。
特にアブラガニは他のカニと比べても早く食するようにしましょう。
アブラガニの食味に関しては、こんな声もあります。
冷凍やけ、茹ですぎ、旬を外したタラバガニと比べたら遜色がない。
北海道函館の朝市で、鮮度も大きさも同じアブラガニとタラバガニを
食べ比べしても一般レベルでは味の違いはわからない。
一部の情報に踊らされているだけで、現在では知名度も向上し
値段もお手頃価格なので指名買いする人は増えています。
ロシアの資源枯渇でタラバガニの輸入量が激減しています。
このままでは超高級食材になりつつあるカニを食べる習慣が衰退する懸念からアブラガニの復権が始まろうとしています。
タラバガニが枯渇するなか、2014年からロシアのの密漁、密輸防止が強化されたことが追い打ちをかけ価格は約3倍に跳ね上がり取扱量は5分の1に激減しています。
「アブラガニ」は、2004年に公正取引委員会が全国各地で偽装を摘発したことから「タラバガニ」の偽物というイメージが定着したのですが、
偽装が発覚するまで現地では厳密に区別していなかったのも事実です。
札幌市の甲殻類専門商社が民間の研究機関にアブラガニの食味評価を依頼したらタラバガニとうまみ成分量には差異はなかったという報告もあります。
タラバガニの3分の2程度の価格で購入できることから、アブラガニの販売量は昨年の2倍と増えています。
状態の良いアブラガニは、タラバガニ以上という評価をする人もいます。
しかし、アブラガニは傷みやすいタラバガニよりも、さらに傷みやすいので通販には向きません。
ですので、カニ通販会社で「アブラガニ」を取り扱っている業者はすくないのですが、楽天市場にアブラガニを販売しているショップがありました。
味に遜色がないのなら一度アブラガニを食してもいいかな?
という方は一度検討してみる価値はありそうですよ。
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