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カニビルとは?気持ち悪い方に剥がす取り方や害についても説明

カニビルとは

この記事では、カニビルとは?について説明しています。

 

見た目が気持ち悪い人もいるので、カニビルを剥がす取り方も紹介。

 

カニビルは害はありますか?という疑問にも答えています。

 

また、カニビルの間違った情報についても解説しています。

カニビルとは?

カニビルという言葉はカニを購入する時に、よく聞いたり、見かけたりするのですが、あなたはご存知でしたか?

 

カニビルを知らない人に説明すると、見た目は冒頭の写真を見てもらうと分かるのですが、カニの甲羅についている黒いブツブツをカニビルと言います。

 

ヒルの一種の虫の卵です。

 

ヒルの1種といっても、血を吸うわけではありません。
カニの甲羅に寄生するだけです。

 

よく海岸の岩場や船底などに見かけるフジツボの種類で、カニに寄生するフジツボをカニビルと呼んでいるのです。

気持ち悪い方に剥がす取り方を紹介

カニビルは、タワシなどでこすると簡単に落ちるので、気持ちが悪い方はゴシゴシこすってください。

 

甲羅が傷ついても構わないという方は、金属たわしを使うとよりはがしやすいです。

 

鍋に入れて加熱すると、カニビルは殻から剥がれやすくなるので、
カニ鍋のそこに溜まり、〆のカニ雑炊に混入する恐れがあります。

 

心配な方は、剥がしておいた方が良さそうですね。

カニビルは害はありますか?

カニビルは、決して有害な物ではなく無害で、蟹や人体には影響はありません。

 

冷凍したり加熱処理(煮る、茹でる、焼く、蒸すなど)すると死んでしまいます。

 

カニの甲羅についている殻は、卵が孵化した後なので、中に寄生虫が入っていることもありません。

 

もしも万が一ですが、カニビルの成虫を間違えて食べてしまっても、人間に寄生することはないので安心してください。

 

東北地方では、大型のフジツボはツボガキと呼ばれ食用にしているし、
青森県では、数センチメートルの大きさに成長したミネフジツボを高級食材として販売しています。

 

日本だけでなく、チリやカナダでも大型のフジツボは食用にされているので安心して下さい。

カニビルの間違った情報

カニビルがついているカニは身が詰まっている?

昔からカニビルがカニの甲羅に多くついていると、身がしっかり詰まった良いカニだと言われてきました。

 

これがどうやら違うようです。

 

この話の根拠はカニは脱皮を繰り返すので、脱皮した直後のカニにはカニビルはつかず、脱皮後長く経過したカニほど、カニビルがつきやすいというところから来ています。

 

カニの脱皮直後は確かに、カニは栄養を脱皮する体力に奪われてしまい、身もあまり詰まっていなく、脱皮した後の期間が長いほど、身が詰まるということはよくわかります。

 

しかし、最近の研究では脱皮直後のカニにもカニビルがつくことがわかってきました。

カニヒルは産卵サイクルが早いので、脱皮したてのカニにもついている場合があります。

カニビルはロシア産にはつかない?

また、国内産のカニだけにカニビルはつき、ロシア産などの外国産にはカニビルは付いていないので、国産と外国産はすぐに区別が付くと言われてきました。

 

どうやら、これも眉唾のようです。

 

カニビルの生息地は日本近海とロシア・アラスカ等に幅広く生息していてロシア産のカニにもカニビルはついています。

 

カニビルがついていないのは北朝鮮産のカニです。

 

カニビルの生息する場所は海底の砂泥底で、卵を産むには硬い場所が必要なのです。

 

そこでカニの甲羅が産卵場所として使われるのですが、北朝鮮沿岸の海域は「岩場」が多く、わざわざカニの甲羅に産み付けなくても、いくらでも産む場所があるからなんです。

 

まわりに固い岩場があればそこに卵を産み付け、カニの甲羅に産みつけることはありません。

カニビルの間違った情報の真相

では、どうしてこんな誤った情報が広がったのかというと、どうやら販売者側の隠された意図があったようです。

 

わかりやすく説明すると、身入りがよくない安いカニを仕入れて購入者に
「カニビル(黒い粒)が付いているから身がしっかり詰まっていますよ。」
といって販売していたからです。

 

お客さんにカニを持ってもらうと、すぐに軽いとバレてしまうのでお客さんに触らせることなく販売できるように仕組まれたようです。

 

テレビなどでもカニビルがついているとカニの身がしっかりと詰まっていると放送されることもありますが、これはテレビ局が実態をよく調べないで販売者の意見をそのまま放送しているからなんです。

 

ある意味、間違った情報が伝わった原因はマスメディアにもありました。

ボイルガニにカニビルが少ない理由

あと、生と茹でカニと比べるとボイルガニの方がカニビルが少ないのですが、これはボイルした後に、アクが出たりしてカニの甲羅につくので、それを取り除くためにゴシゴシと擦っているからです。

 

不心得な業者は、あまり擦るとカニビルが取れてしまうので、カニビルがとれないようにしている業者もあるということです。

 

流通経路、冷凍技術がまだ発達していないときは、ロシア産はほとんどがボイルガニだったので、こんな所からもカニビルがついていないのは外国産という誤った情報が流れた可能性もあります。

カニビルの成虫

カニビルは成虫だと約10センチくらいの大きさがあります。

 

カニビルの成虫は、カニに寄生しないのでカニ身の中に入り込んでいるという事はありません。

 

ここにカニビルの成虫の写真を載せますが虫アレルギーの人は見ないようにしてください。
ただでさえ、カニビルのブツブツに対しても恐怖症の人がいるので注意してください。

 

カニビルとは

 

カニビルの孵化の様子

「カニビル(蟹蛭)」
環形動物門ヒル綱ヒル亜綱吻ヒル目ウオビル科カニビル属

 

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